今の私の身体は血球がないため、赤血球・血小板の輸血が続いていました。
もちろん白血球は0であるため、感染しないよう万全の注意がされていました。
しかし、抗がん剤の副作用は予想をはるかに越えたキツイものでした。
身体の細胞がジワジワと蝕まれている感触がありました。
これが抗がん剤なのか!・・・
ブスルファン服用の時はなんだこんな程度か。と思い着替えも食事もしっかり摂れ、ダーツしたりゲームしたり、なに変わらず無菌室で過ごせたのに・・・。
エンドキサンが点滴で入ってからは、身体が一変しました。
それはそうです。致死量のいわゆる毒物を身体に入れるわけですから・・・。
悪い細胞をやっつけるけど、いい細胞も手当たり次第攻撃を受けている感じがありました。
寝返りをうつと吐き気がしました。
少しでも動こうとしたら、吐き気に襲われました。半身しびれていても動けませんでした。
苦しかった。こんなきついもんだとは思わなかった。
泣き言はあまり言わず、根性がある私でもきつくてつらくて、自然に涙が溢れてきました。
楽勝だ!って思っていたいた私は、本当の抗がん剤の威力をまざまざと知る事となったのです。
そして、抗がん剤をウオッシュアウトするため、続けて大量の輸液が点滴されました。
私の膀胱にはバルーンが取り付けられ、お小水の量の計測が始まりました。
その管からはお小水と共に膀胱の粘膜の死骸というか剥がれ落ちた赤い粘膜が出てきています。
今、私の体の中は抗がん剤で正常の細胞もやられているんだと実感しました。
身体中火事みたいに大変なことになっていることを実感しました。
無菌食の大盛りを食べていた私は、これから何年も食べられない現実が待っているとは夢にも思っていなかったのです。