無菌室の広さは4畳半位で、その中にベッド、カーテン付きのシャワー、はめ込み式のリモコンテレビ、トイレ、洗面台があります。
窓もあり、外も眺める事ができました。
無菌室の隣には、ビニールカーテンで仕切られた準備室とその反対側にはガラスの壁で仕切られた狭い面会室があります。
面会室は家族や、許可された人のみ入る事ができ、ガラス越しにインターホンを使い会話ができるようになっています。
無菌室には私以外は入る事ができませんし、そこから一歩も出てはいけません。
準備室は先生や看護婦さんたちが出入りされるので、孤独感というのはそんなには感じられませんでした。
でも、触れ合う事はできません。
着替えもカテーテルの消毒もすべて自分がしなければなりません。
シャワーと洗面の水は無菌水ですが、トイレの水は水道水であった為、用を足した後は便器に消毒液を必ず入れなくてはいけませんでした。
気管や肺の感染予防の為に日に4回ファンギゾン、バンコマイシンも吸引しましたが、現在はしなくてもいいみたいです。
一日一回、ヒビテン(消毒薬)で身体を拭き、鏡を見ながら自分でカテーテル部分の消毒をします。
使用した濡れたタオルは不潔になりやすいので、すぐ部屋の外に出します。
一度部屋から出したものは、新たにガス滅菌を施さなければ、部屋には戻せないのです。
部屋の中は、常に無菌の風が流れています。
また、私は寒がりの為、部屋の温度設定を高めに設定していたので、看護婦さんからは「この部屋は熱風地獄だね」と言われていました。
食事は無菌食ですが、缶ジュースや缶づめは、消毒液に2時間つけた後飲食できました。
私の時はペットボトルはダメでしたが、現在は飲んでもいいところもあるみたいです。
水は、無菌水なので飲んでもいいのですが、やけに消毒が強く、のめたものではありませんでした。
私は部屋にゲームやダーツを持ち込んでいました。
ダーツの矢が部屋からでてしまうこともしばしばで、”また滅菌しなくちゃいけないじゃないですか・・・”と看護婦さんの手を煩わせていました。
することはきちんとやって、あとはテレビを見たりして過ごしていました。
最初は、けっこう無菌室での生活をエンジョイできていました。
がしかし・・・。