元気が出ることば
プロフィール
血液学の名医 溝口教授に受診

 これでは本当にいけないと危機感を覚えた私は、お世話になっている清野先生に相談しました。
そして幾日も経たずに清野先生と山田先生のご紹介で、東京女子医大の溝口教授のところをに受診することになったのです。
初診の際には清野先生の秘書の金子さんがついてきてくださいました。
久々の病院、そして初めての大きな大学病院に戸惑いながらも金子さんと一緒だったのはとても心強く思いました。
「焼けてるね〜何!試合出てたの?全然病気には見えないんだけどなぁ〜」
教授もゴルフが大好きで話がとても盛り上がりました。
教授と言われる方々の多くは気難しくてこわそうなイメージがあったのですが、溝口教授はとても気さくでやさしい方でしたので初対面ながら安心感を持てました。
この先生にすべてお任せしよう!とすぐさま思う事ができました。
採血の結果はやはり血球の減少がありました。がしかしやはり骨髄液の検査をしなければ今の病気の状態が判断がつかないと言われ、後日あの恐怖の検査”マルク”をすることになったのです。もう何年もマルクの検査から逃れていたのですがさすがに嫌だ!!と
逃げるわけにはいかないと私自身がわかっていました。
見た目は日焼けをして、全く健康体の人と変わらないのですが・・・。

 マルクをする先生は女医さんでした。非常におびえている私に大丈夫ですから、すぐに終わりますから・・・と声をかけていただきました。私はこの恐怖をいつもの冗談で気分を変えようと努めました。「先生何分で終わります?」「5分もかからないですよ」「ほんとですか!?5分以上かかったら焼肉をおごってくださいよ」とおもわずそんなことをしゃべっていました。先生はタイマーをどこからか借りてきて、よーいどん!!で消毒からはじまりました。本当は腰から採りたかったらしいのですが、私はゴルフに支障がでますのでと断り、胸骨から採取していただきました。
背中に汗がにじみ、手のひらは握りしめた状態で汗をかいています。
やはり麻酔も痛い・・・麻酔してもこの麻酔全然きいてないんじゃないの?と毎回思っていました。
にゃろ〜、なんでまたこんなことしなきゃいけないんだ・・・と思うと情けなくそして悔しくなり涙が滲みそうになりました。でも何年もマルクをしてなかったからこれはどうしようもないよなと考えを改めましたでも早く終わってよ〜と思った瞬間「ちょっと痛いですよー。ここはもう少し我慢してね。」の先生の声でした。そして牽かれたすぐさま「うげげっ!!」と叫んでしまいました。
これが一瞬なんですがもうどうしようもない位痛いのです。暫くするとタイマーが”ジリリリリーン”と鳴りました。
5分かかりませんでした。約束は守りましたよ、お疲れ様でしたの声でようやく心臓のバクバクがおさまり初めたのです。たった5分なのですが私には半時間ぐらいの感覚でした。
この病気の限りあと何回この検査をしなきゃいけないのだろう・・・と思いながら。

 2週間後、マルクの結果が出たので再び受診をしました。
溝口教授は以前彦根の病院でのデーターと比較し「やはり、骨髄異形成症候群(MDS−RA)だね。それにやや進行している・・・・・ん〜ゴルフをしたいなら、治そうと思うのなら、やっぱり移植しかないよ」とおっしゃいました。
私はガックリしましたがそんなに特別なショックはありませんでした。病気は病気なのですから・・・
やっぱりか・・・・と
わかっていたことですから・・・・

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